お茶 エッセイ 掲示板

3月5日(月)

どこが透明?

私は,今までのHP作成は「ホームページビルダー・3」と「エディット・HTML」の2本立てでやってました。
しかし,HP作成に慣れてくるに従って色々と不備な点が出てきたので,今は「ドリームウエーバ」と「ファイアーワークス」と「エディット・HTML」の3本立てでやってる。

「ファイアー」は,主にロゴ作成に使っている。まあ,その他に色んな使い方があるのだろうが,まだ「ドリーム」も「ファイアー」も使い始めて2週間足らずなので徐々に覚えていこうと思っている。

新しいソフトの使い始めは戸惑う事ばかりですね。
ある程度の直感的操作でうまく行く時もあるけど,すぐに操作が分からなくなる。
私にとっての「直感的操作」とソフト製作者の「直感的操作」にはズレがあるのだろう。
各ソフトには,やはりソフト毎に操作の「癖」があります。 そんなとき「ヘルプ」が役に立つことはあるけど,やはり体系的にまとめられた書籍にはかなわないと思う。

ところで,みなさんはロゴなどに使われる「透過GIF」というのを知ってますか?
きっと「透過GIF」という名前は知ってても「ようわからん!」という人がほとんどなのではないだろうか。
実際,私も「透過GIF」というのが分からなかった。

例えば,「迷宮」の表紙に使われているこの画像も 透過GIFです。でも・・・

「一体,どこが透明なの?」
透明だったら見えないじゃないか!」(笑)
「どうして“透明”にしなきゃいけないの?」

わかりますか?(笑)

でも,「ファイアー」で透過GIFの作り方を覚え,実際に作ってみてやっと分かった。
ところが,「透過GIF,ってなんですか?」とか「透過GIFの作り方を説明してください!」と言われると,説明するのがとても面倒。
説明できないこともないけど,説明を聞いても,なんとなく分かるけどよく分からない,と思うのです。
結局は 「やってみたら分かるよ」 としか言えない。^_^;

言葉というのは大まかな概念を伝える 「記号」 にしか過ぎないんですねえ。
だからと言って「記号」をおろそかにしてしまったら「概念」さえも掴めない。
どちらも大事なんですね。
「言葉」だけでも駄目だし「実践」だけでも片手落ちになる。

学習能力の高い人というのは,この「概念」と「実践」のバランスを上手に取ることの出来る人かもしれませんね。

私の場合は「概念や観念」に偏り過ぎて「実践」が足りない。
つまり,頭でっかちだな。^_^;


3月8日(木)

わかっているからやめられる

昨日,また来客があった。
しかたなく,少しだけ掃除をした。
結果,少しだけ綺麗になった。^_^;

今までは,来客がなかったから部屋が汚かったのかもしれない。(そりゃ違うだろ?)

さて,今日は掲示板のカキコミを元に・・・・・

 

無題 投稿者 ra-ra 2001/3/6(Tue) 22:02:39 

>言葉というのは大まかな概念を伝える 「記号」 にしか過ぎないんですねえ。
>だからと言って「記号」をおろそかにしてしまったら「概念」さえも掴めない。
>どちらも大事なんですね。
>「言葉」だけでも駄目だし「実践」だけでも片手落ちになる・・

キタローさんがPC実践講座みたいなこと書いてるのってなんか合わないよ。
実践はもちろん大切な事だけど、「概念や観念」を解ったような 解らないような(私にはだよ)言葉を連ねて解説してくれてる時が このページの魅力なんだと思うな。

>「ドリームウエーバ」と「ファイアーワークス」と・・・

これって新しい 高価なソフトなんでしょう?
ソフトなんて使い方をある程度覚えればいいのよ。
私のようモノを考えるのが不得手な者は、外観にも気を 使わないと見苦しいけど・・

キタローさんのページの魅力はもう1度書きますが、屁理屈?
イヤイヤ キタロー哲学にあるんですからね!

本人が迷宮から脱出し始めたあかしかもしれないな (^_^メ)

 

ra-ra さん,こんにちは!

雇った人は順調に働いてますか?
とりあえず,今のところは 「こいつぅ。叩いたろか!」 という気分にはなってないようなので安心しました。

ra-ra さんのカキコミをドキドキしながら読みました。

実践はもちろん大切な事だけど、「概念や観念」を
解ったような 解らないような(私にはだよ)言葉を連ねて・・・

私は,このあとに続く文章は・・・「ばっかじゃないの?」・・・と思った。(笑)
直接叩くのは無理だから,文章で叩かれるのかと・・・^_^;

「屁理屈」に魅力を感じてくれてありがとう!
いやあ,とっても嬉しいです。考えるきっかけを作れただけでも無上の幸せ!
でも,ちょっと叩いてる?^_^;

私も,PC実践講座をやるのは10年早いと思ってますよ。
あの日記は,考える時間が長すぎて実行時間が短い(笑)自分に対する「戒め」として書きました。
説教というのは大体そうだけど,人に説教してるつもりで自分にしてるもの。

迷宮脱出の糸口は,ずっと前につかみました。
つまり,大まかな概念はつかんだ。
でも,「実践」ができない。

「分かっちゃいるけどやめられない」 から(From) 「わかっているから やめられる」 迄(To)
の距離は長い!

「遊び癖」や「怠惰さ」がなかなか超えられないんですよ。

私が,この「迷宮」でごたごたと「概念や観念」を書いてるのは,私がつかんだ「迷宮脱出の方法」を
「おおざっぱな理解」から「深い理解」に移行させることによって「実践」に結びつくことを願ってるからです。

つまり,自分のため。(笑)

それでも,もし私の書くごたごたした文章を読んだ人が,窮地を脱出するヒントをつかんでくれたら,こんなに嬉しいことはありません。

「実践できない」という苦しみなんて苦しんでるうちに入らない。
ただ, 甘えてるだけです。。^_^;

私は,この世でなにが一番苦しいか,と言ったら 「なにをすればいいか分からない」という苦しみだと思うのです。
その点で,私はとても幸せ者だと思ってます。

さて,じゃあ「実践(行動)」したら「迷宮」の日記はなくなる?
そんなことはあり得ないですよね。
行動してる間だって人間は考えてます。
逆に思考は冴えますよね。

これは,確信を持って言えるけど,もし私が「実践」できたとしたら,日記の毎日更新も夢じゃない。
それも,「概念」や「観念」や「屁理屈」だらけの日記になりそうな・・・・・。(望むところ?)

やっぱしやる(実践)しかなさそうだ。(笑)

・・・・・と,ここまでかいたところで「掲示板」をチェックしたら,ひめかさんの投稿が・・・・・
うーむ!明日も早いので ひめかさんのレスは次号(?)の日記でご勘弁を・・・^_^;
それでは,オヤスミナサイ!

あ,そうか。ひめかさんがこれ読むの朝だっけ?
では,とりあえずオヤスミ! そして オハヨウ!(うーーん!ややこしいぞ)


3月11日(日)

当てはまる仕事

近頃の仕事は比較的ラクチンである。
現場監督に頭を叩かれた頃が妙に懐かしい。(笑)
仕事にも少し慣れてきたせいもあるだろう。
しかし,どうもそれだけではなさそうである。

適材適所,という言葉がある。 これは,『その人の性格や才能によく当てはまる地位や仕事を与える』 ことをいうが,それとは別に,自分の心の状態によく当てはまる仕事を与えられてるような気がするのだ。

私が今の仕事を始めた頃の心の状態はまさに悲惨,としかいいようがない状態だった。
仕事はしたいが,一方ではもう少し怠けていたい。
しかし,それでは干上がってしまうので仕事をするしかない。
当然,心は怠惰でふやけきっている。
すぐに卑屈になりそうになる。
いいことなんかひとつも起こりそうもない予感に襲われる。
どんなに自分を鼓舞しても気持ちが乗らない。
被害妄想的になる。

怠けたことをいくら理屈で捻じ伏せようとしても,本当の心を誤魔化すことは出来ないのだ。

怠惰に陥って心が弱った時にセットでついてくるのは食欲と性欲である。
いわゆるイロケとクイケ。 私はただの中年エロジジイ路線を走っていた。^_^;

案の定,イヤな予感は的中し現場監督にアタマを叩かれた。
職場は怒鳴り声があちこちで飛び交う空間。
そして,担当した製本は

「週刊実話」
「週刊大衆」
「エロトビア」

朝から晩まで

「飯島 愛 秘蔵ヌード」
「素人娘盗撮ヌード」
「美人ソープ嬢特選ヌード」

を眺めながらの仕事。
おかげで,私の頭の中もエロトピア。

ヌードなんてものはこっそり見るから楽しいのであって(笑),一日中仕事で見てるとウンザリするものである。
もちろん,最初の頃はちょっと喜んだ・・・・^_^;

仕事を続けるうちに少しづつ体調と精神状態が安定してきた。
心は,「本格的に就職活動もしないとなあ」とか,「パソコンのスキルを身に付けるために勉強もしないとなあ」と考えるようになった。

そして今は,「パソコン入門」や「通信教育教材」の製本を担当している。
職場で怒鳴る人は誰もいない。
どちらかといえば女性のアルバイトの方が多い職場である。

私が仕事に慣れてきたから,少し楽なところに廻されたのかもしれない。
しかし,私の友人はPCの初心者でスキルもロクにないのに,いきなりPC関連会社の面接にあっさりと合格。今は,のんびりと仕事しながら時給1500円である。

適材適所とはいうものの,どんなに才能があっても,それにふさわしい地位や仕事に就けない人もいる。
才能がある人は,えてして傲慢に陥ったり,やたらプライドが高かったりする。

その人の心の明るさや,そこはかとなく漂ってくる人徳はパソコンのスキル以上に重要なスキルかもしれない。

人間はパソコンとは違う。 感情で動いている。
気分良く仕事ができるような ムードメーカー を求めるのは当然のことだろう。

つまり,私は,それだけ 暗かった のである。
今でもまだ暗いかもしれない。(-_-;)


3月23日(金)

歯止め

年をとれば人間はボケるのが当然,と思ってる人は多いのではないだろうか。
私はそうは思わない。
実際には99%以上の人はボケるだろう。
しかし,ボケない人もわずかではあるが存在する。

私のおふくろも70を過ぎてかなりボケてきた。
しかし,それでもまだ軽症である。
それは,まだ仕事をしているからかもしれない。
私はおふくろを 「楽隠居」 させるつもりは気頭ない。
仕事をしなければあっという間にボケてしまうことが予測できるからだ。
「楽隠居」した途端にボケた老人を私は何人も知っている。
ヒマがあると人間はロクなことにならない。
これは,わたしの失業生活から得た確信と,停年退職してヒマを持て余し一気に気力が衰えて死んだ親父を見ているせいもある。

以前,友人が私に言ったことがある。

「失業して失業保険がもらえたとしても,そんなものは当てにしないでなるべく早く次の仕事を見つけて働いた方がいいよ。」

彼が何を言わんとしてたか今はよく分かる。
ヒマができると人間というのはほとんどが,ただ単に愚にもつかない「自分だけの楽しみ」に溺れ,怠惰に陥り,意識は堕落し,ボケる。
仕事というのは怠惰に陥らないための歯止めかもしれない。

かといって,私は仕事人間になるつもりはない。
私は一般的に言われている「仕事」というものに全く価値を見い出してはいないし,大嫌いである。
所詮は会社が「儲ける」ためのものでしかない,と思っている。本当の仕事というのは雇われてするものではなく自分でするものだ。

私は「本当の仕事」がしたい。
自分が思うところの「他の幸福に結び付く仕事」を・・・。
しかし,今の時点で,仮に「金とヒマ」を与えられたら自分は何をするだろうか,と考えるとやはり怠惰に陥り「自分だけの楽しみ」に溺れてしまうに違いない。
ヒマになったとき「本当の仕事」が出来ないとしたら,それが出来るようになるまでの間は,自分にとって「イヤな仕事」をすることが「本当の仕事」かもしれない。

そして,もし「本当の仕事」を誰に強制されることもなく,どんな状況下にあったとしても「楽しんで出来る」ようになったとしたら,私はきっと死ぬまでボケないに違いない,と思うのである。